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膜天井

膜天井とは? 主な7つの特徴とメリットを詳しく紹介

日本は地震や台風といった自然災害の多い国です。そのため、建築物を建てるときには、必ず震災への対策を考慮する必要があります。その際に、重要となるポイントの1つに天井があります。

大地震で天井が落下してしまうケースは少なくありません。実際、東日本大震災の際には建物の天井が落下し、下敷きになってしまう被害が相次ぎました。当時は天井に関する耐震基準が定められていなかったことが問題視され、2014年には国土交通省が特定天井に関する技術基準告示を施工しています。これは特に天井の落下被害が多かった体育館や体育室に使われている吊り天井に関して、脱落によって重大な危害を生じる天井=特定天井として脱落しないような対策や設計を求める規制です。

このような震災への対策として、近年注目されているのが膜天井です。膜天井は、新しい発想で作られたやわらかくて軽いタイプの天井のことで、その利便性から注目度が高まっています。

この記事では、膜天井の主な7つの特徴とメリットについて解説します。ぜひ参考にしてください。

膜天井とは?

膜天井とはその名のとおり、膜材を使用して作られた天井です。「人にやさしい天井」をコンセプトとしており、軽くてやわらかく、かつ強いという特徴があります。従来の天井は硬くて重いため、地震や劣化などによって脱落落下する危険性が高く、万が一落下した際に人や物への被害が大きいというデメリットがありました。

しかし、膜天井は軽くてやわらかい膜材を使用しているため、脱落落下の危険性が従来の天井よりも極めて低く、万が一落下した際でも人を傷つける可能性が低くなっています。そのため、安心と安全を確保しやすいとして注目度が高まっています。また、デザインの幅が広く、美しさも兼ね備えた快適な空間が実現できることも魅力の一つです。

 

膜天井の特徴とメリット7つ

膜天井

 

さまざまな施設などで活用され注目度が高まっている膜天井ですが、どのような特徴・メリットがあるのでしょうか。

膜天井の特徴やメリットとしては、主に7つのポイントが挙げられます。

  • とにかく軽い
  • 薄くやわらかい
  • 落下物を受け止める強さ
  • 光による間接照明効果で明るい
  • 空調効果を高める
  • 自由にデザイン可能

以下、それぞれの特徴とメリットについて詳しく解説していきます。

 

とにかく軽い

膜天井は、とにかくその軽さが特徴であり大きなメリットでもあります。膜材料は一般的な天井などのように石膏ボードなどでできているわけではなく、布のような形になっています。そのためとても軽くて扱いやすい素材です。

膜材料の質量は約600g/m²となっており、従来の天井と比べても非常に軽いことがわかるでしょう。万が一、膜天井が落下したとしても軽量のため、安全性が高いです。もし落下した場所に人がいたり、物があったりしても、与えるダメージを最小限に抑えられます。そのため、人が多く集まるような施設に向いています。例えば、地震の際の避難所となっているような施設やスポーツ大会などに利用される体育館、公共施設などにもよいでしょう。

また、膜材料の軽さだけでなく膜天井を設置する際の金物などの軽さも特徴です。膜天井を設置する際には膜天井専用の金物を用います。天井面を構成する部材すべてを含めても2kg/㎡以下となり、非常に軽量です。

 

薄くやわらかい

膜天井は薄くてやわらかいことも特徴の1つです。膜天井はその名のとおり、今までの天井のように硬い素材ではなく膜のような素材が使われます。そのため、薄くてやわらかく扱いやすい素材となっており、形を自由に変えやすくて天井のデザイン性を向上させやすくなっています。

また、美しく快適な空間づくりを実現できるだけでなく、安全性を高める効果も期待できます。膜材料はやわらかい素材のため、衝撃や変形などにも強いという特性があります。例えば、大きな地震が起こって激しい揺れにさらされた場合、従来の天井だと揺れの衝撃をまともに受けてしまうため、ひび割れや落下などの危険性が高いです。しかし膜天井はやわらかく揺れに対して変形追従が可能です。揺れを吸収できるため、落下などの危険性が大幅に抑えられます。

日本は地震の多い国です。いつ大きな地震が起こるとも限りませんから、揺れに対して強いことは膜天井の大きなメリットだといえます。

 

落下物を受け止める強さ

膜天井は非常に薄くてやわらかい素材ですが、丈夫さや強さも兼ね備えています。膜材料は厚さわずか1mm程度ととても薄い素材でできています。そのため、事故や地震などで何か落ちてきたときに耐えられないのではないかと不安を抱えているケースもあるでしょう。しかし、膜天井は決して強度が低いわけではありません。

例えば、地震で天井材が落下してしまったとしても、膜天井はその落下物を受け止めるだけの強度があります。丈夫な素材なので、落下物の重みで膜天井が脱落してしまう、落下物が膜天井を突き破ってしまうといった危険性は低いです。

 

光による間接照明効果で明るい

膜天井にすることで、明るい空間の演出が可能です。膜材料には反射性能が高いという特徴があります。そのため、膜天井にすることで窓から入り込む太陽光などの自然の光や照明の光などを効果的に反射させることができ、明るくて広々とした印象の空間になるでしょう。

例えば、天井などに設置した窓から取り込んだ太陽光などを膜天井で反射させ、室内を明るくすることもできます。また、天井にライトや窓がない場合であっても、室内の照明の光を膜天井に反射させることで明るい空間になります。光が拡散する効果が得られるため、室内が自然と明るくなり美しい空間の実現に役立つことは大きなメリットです。

また、膜材料を透過させて光の間接照明効果なども得られます。光を取り込めるように天井に窓を設置して、膜天井を透過させ拡散させることでやわらかい光を演出できるなど、さまざまな使い方が可能です。間接照明効果でやわらかく上質な光が生み出され、居心地のよい空間が作られます。

 

空調効果を高める

膜天井には空調効果を高めるという特徴もあります。膜天井で気流をある程度コントロールできるため、空調効果が高まって省エネにもつながるでしょう。

冬の時期に暖房を利用した場合、膜天井があったほうが4~6度程度遮断できるとされています。同じ温度で暖房を使用していたとして膜天井がある場合は暖房効率がよくなるため、少ないエネルギーで効率的に空間を暖められます。

特に、体育館やホールなどのように大きな空間は暖めたり冷やしたりするのに、大きなエネルギーを使ってしまいます。膜天井は断熱性が高く空調効果の向上も見込めるため、省エネルギーでの冷暖房が可能になる可能性があります。省エネに対する意識が高まっていることや、公共施設などのコスト削減のためにも空調効果の高さは重要です。

同時に、膜天井は湿気にも強いです。天井落下の原因として湿気が挙げられますが、膜天井は気密性を高める効果があり湿気に強いため、天井落下のリスク低下も期待できます。

 

自由にデザイン可能

膜天井は従来のような天井とは違い、非常にデザインの自由度が高くなっています。前述したとおり、膜材料は薄くてやわらかく、軽いという特徴があります。扱いやすい素材なので、さまざまなデザインを実現しやすいでしょう。

膜天井は直線だけでなく、曲線的なデザインも可能です。例えば、膜材料を波のように設置してやわらかさや遊び心を演出することもできれば、ゆるく大きなカーブを描くようにして清潔感を出すこともできます。

実際に、成田空港では障子を照らす明かりをイメージして、膜天井とLED照明を配置しています。日本の玄関口である空港に「日本らしい和の象徴」をイメージした天井を設置することで、海外からの観光客へのアピールにも役立っているようです。

それぞれの施設のイメージに合ったデザインにしやすく、光や照明を使った演出も可能となっているデザイン性の高さは膜天井の大きな特徴でしょう。

 

膜天井とは? 主な7つの特徴とメリットまとめ

膜天井とは膜材料を用いた新しいタイプの天井です。従来の天井とは異なり非常に軽くてやわらかいため、地震や台風で万が一落下してしまった場合でも、人や物へのダメージを軽減できます。また、膜天井はその丈夫さも特徴です。天井材などが落下した場合でも受け止められる強度を備えているため、公共施設や避難場所などへの設置にも向いています。自然光や照明の明かりなどを反射して室内を明るくできたり、デザイン性の高い天井が実現できたりすることもメリットでしょう。

昨今ではいつ大地震が起きてもおかしくないといわれています。実際、東日本大震災以降、熊本地震以外にも全国各所で震度6以上の地震が観測されています。今後どうなるかわからないため、いつ災害が起こっても大丈夫なように備えておくに越したことはありません。

もし膜天井の設置を検討しているのなら、弊社に一度ご相談ください。OSテックの膜天井は1㎡あたり5トンまで耐えられる高強度の素材を使用しています。また、透光率が高いため室内を明るくできることもポイントです。フラット性の高い素材で、美しいデザインの実現も可能となっています。実際に震災後たくさんのお引き合いを頂き、全国的に実績もございます。今の建築物の耐震が気になる方、膜天井についてもっと詳しく知りたい方はぜひ一度ご相談ください。

OSテックの膜天井について

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