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テント倉庫とは

テント倉庫のオプションの種類を紹介 どんなものが付けられる?

テント倉庫は、軽量鉄骨にシート状の膜を被せた倉庫のことです。いわゆる一般的な倉庫とは違い、テントのように膜を張ることからテント倉庫と呼ばれています。見た目が普通の倉庫とは違うため、一目見てピンとくる方もいらっしゃるはずです。

建築工期が短いことや耐震性からといったメリットから導入事例も増えており、近年需要が高まっている建築物です。「倉庫」という名前ではありますが、物資の保管以外にも様々な利用方法があるため、今後ますます需要が増す画期的な倉庫であると注目されています。

本記事では、そんなテント倉庫をより便利に利用するための代表的なオプションをご紹介します。テント倉庫の設置をお考えの方は、ぜひご一読ください。

テント倉庫に関する基本的な知識は以下のページに詳しく記載しております。合わせてご参考ください。

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テント倉庫

テント倉庫とは?用途や構造、メリット・デメリットを解説

テント倉庫とは

テント倉庫とは、軽量鉄骨で組まれた骨組みの上から、シート状の膜を張るタイプの倉庫のことを指します。ただし、この形状だからといってすべてが「テント倉庫」と呼べるかといえば、そうではありません。延べ面積が1000㎡未満、軒高5m以下、平屋建てであることが条件となります。

テント倉庫は建築基準法で建築物とみなされるため、面積が10㎡以上のテント倉庫を設置する場合は、建築確認申請などの手続きが必要です。合わせて、消防法についても、500㎡未満の場合は消化器、500㎡以上の場合は消化器と火災報知器、700㎡以上の場合は消化器・火災報知器・屋内消火栓の設置が必要になることを覚えておきましょう。

テント倉庫という名前の通り、物資を保管しておくのに最適な建築物ではありますが、昨今では様々な用途に活用されています。例えば、テニスやフットサルの室内練習場やドッグラン、展示場のような広い面積が必要な建物にはテント倉庫はぴったりです。用途に合わせた寸法、形状でカスタマイズすることができるのもテント倉庫の魅力です。

テント倉庫につけられるオプション

テント倉庫のオプションの種類

前述したとおり、テント倉庫には様々な利用用途があります。ですが、これからテント倉庫を検討している方の中には「一般的な倉庫と比較すると簡易的なものなら、機能性は限られてくるのでは?」「季節によって内部の温度が左右されそうで心配」といった考えを持っている方もいるのではないでしょうか。

そのようなお悩みをお持ちの方に知って頂きたいのは「テント倉庫にはオプションを付けられる」ということです。テント倉庫をより快適に、便利に利用したい場合は、オプションを付けることがおすすめです。

弊社でもお客様にテント倉庫をご提案する中で、用途に合わせて数々のオプションをご提案しております。ここでは特に設置をおすすめしているテント倉庫のオプションをご紹介します。

出入口

弊社でテント倉庫を設置する際に、必ず設置するオプションの一つが出入り口です。テント倉庫の出入口は最低でも一つは設置する必要がありますが、2つ以上設置することも可能です。例えば、両側の妻面に出入口を付けることで、倉庫としての役割を持たせながら、通路としても利用することができます。

妻面だけではなく、側面に出入口を追加することもできます。長いテント倉庫がいくつも隣接している場合、テント間で荷物の搬出入を行うことが多ければ、側面の出入り口は利便性があり最適です。ただし、位置と大きさに構造上の制約を受ける場合もあるため、設置の際に必ず確認しましょう。

扉の種類

テント倉庫の扉の種類

テント倉庫の出入口として使用できる扉には、複数の種類があります。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

カーテン扉

カーテン扉は、他の扉よりも開口部を大きく取ることができるカーテン状の扉です。スライドカーテンや芯材カーテンなど、形状もいくつか存在します。テント倉庫を保管庫として活用する際は大型の荷物を移動させる必要があるため、カーテン扉で開口部を広く確保しておくと、搬出入時に便利でしょう。

シャッター

シャッターはカーテン扉ほど開口部を広く取ることはできませんが、その分丈夫なことが利点です。飛来物などで破れることもありませんし、防音や防犯面にも優れているため、重要な物資の保管に適しています。

アルミドア

アルミドアは、カーテン扉やシャッターよりも開口が狭い扉です。人一人が通れる玄関ドアほどのサイズであるため、大きなテント倉庫にアルミドアだけをひとつ付ける、という事例はあまり見られません。物資を出し入れする開口部はシャッターやカーテン扉にし、人の出入り専用にアルミドアを設置する場合がほとんどです。施錠がしっかり行えるため、防犯面で安心です。

両引き戸

両引き戸はカーテン扉やシャッターと同様、テント倉庫の扉としてよく見られるスタンダードな扉です。軽量で、手動で簡単に開閉できます。また、安価であるため、導入しやすいのもポイントです。

テント倉庫につけられる窓にはサッシ窓と採光窓があります。サッシ窓は換気に役立ちます。テント倉庫は空気が循環しにくいため、サッシ窓を設置すれば空気の循環を促すことができます。また、サッシ窓だけでもテント倉庫の明かり取りにもなりますが、より明るさが欲しいときには採光窓をつけることも可能です。日中の光熱費削減のためにも設置を検討することをおすすめします。

ひさし

テント倉庫に付けた出入口や窓に、ひさしを取り付けることもできます。ひさしは雨や夏場の強い直射日光が倉庫の中に入るのを防ぐ役割があります。倉庫内のデリケートな物資を保管する際におすすめのオプションです。

照明

出入口の扉と同様に、照明もほとんどのテント倉庫に設置するオプションです。テント倉庫内は日光が遮られて暗いため、LEDや水銀灯などの照明の設置が必要です。日中は採光窓で明るさを取り入れることもできますが、夜や雨天時には難しくなります。テント倉庫を使用する時間帯や用途により設置を検討しましょう。

雨どい

雨どいは、軒先から雨水が垂れるのを防ぎます。

雨水がそのまま外壁に垂れると、雨の筋がつきやすく、見た目の劣化が早くなってしまいます。雨どいを取り付ければ、軒どいで受け止めた雨水が堅どいをつたって地面に流れていくため、外壁の汚れを防ぐことが可能です。

換気扇(ベンチレーター)

換気扇(ベンチレーター)は、テント倉庫内の空調を管理するために必要なオプションです。テント倉庫の中は熱がこもりやすいため、夏は室内が50℃になることもあります。作業環境の整備や倉庫内の保管物を守るためには、内外の温度を統一させる換気扇は必須のオプションといえるでしょう。冬は空調管理により結露対策を期待できます。

テント倉庫に設置できる換気扇にはいくつかの種類がありますが、その中でも代表的な2種類をご紹介します。

自然換気

自然式の換気扇は、屋根の上を吹く風によって換気を行います。騒音がなく、電力のいらないものです。また、雨や風が吹き込まない構造になっているため、屋根に付けても安心して利用できる点がメリットです。

強制的な換気が必要のない、例えばペットボトル飲料などを保管する場合などに適しています。

電動換気
電動式の換気扇は、内部にモーターを搭載しているものを指します。天候に関係なくテント倉庫内を強制的に換気できるため、湿気に弱い物資などの保管には電動式の換気扇が適しているでしょう。ただし、電動であるため稼働音が出ることは理解しておく必要があります。

ガラリ


ガラリとは外壁面に取り付ける換気口を指します。ブラインドのように羽が平行に並んで取り付けられているのが特徴です。テント倉庫の外の空気を取り入れることで換気を促します。雨の侵入を防ぐウェザーカバーもオプションでつけられる場合もあるので、必要に応じて選びましょう。

ガードポール

ガードポールは扉の外の両端に取り付ける柱のことです。黄色などの目立つ色をしているので壁がある位置を確認しやすく、フォークリフトなどが壁に衝突するのを防ぐことができます。また鉄製のガードポールであれば、万が一衝突してしまっても壁への衝撃をやわらげる効果もあります。車両の搬出入があるテント倉庫に適したオプションです。

必要に応じてオプションを追加し、テント倉庫をより便利に

今回の記事では、テント倉庫に付けられるさまざまなオプションをご紹介しました。

そもそも、テント倉庫にオプションがあった、という事実を今回の記事で知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。オプションによって得られるメリットが異なりますので、ご自身が想定されているテント倉庫にマッチしたオプションを選択しましょう。

換気ひとつ取っても、中で保管するものによってその選択肢が変わってきます。もし最適なオプションの選択に自信がなければ、テント倉庫を設置する際に必ず相談しましょう。どういった用途のテント倉庫なのかを伝えれば、必要なオプションを提案してくれます。

OSテックでもテント倉庫を設置する際に様々なオプションの設置をご提案しております。設置時だけではなく、設置後に「こんなオプションがあればもっと使いやすいのに…」といった改修のご相談にも対応可能です。目的に合ったオプションを組み合わせ、より便利に、快適にテント倉庫を活用するために、ぜひ弊社にご相談ください。

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